地震ニュース

日本地震前兆現象観測ネットワーク 4917 '20 8/7


①『本日の地震5回』

7日22時39分 胆振地方 M3.3 震度2

7日11時14分 秋田県 M2.3

7日09時52分 和歌山県 M2.8

7日01時41分 沖縄本島近海 M3.1

7日00時35分 三重県沖 M5.2 震度2(最大)

7日の月齢は17.4、8日の月齢は18.4。


②『本日のイオノ』

赤22に減少。(稚内-0、国分寺ー3、山川-10、沖縄ー9)

山川は火山性ノイズをキャッチしている。警戒。

又、沖縄は午後から夜にかけて7時間半もP嵐が続き最大は+6.2メガ。


③今回の村山情報(一部訂正)』

村山氏のおひざ元が大きく、ぐらつくM5.1。  

南に至ってはマイナス20μAに急変、地下からの大電流が南電流を打ち消してマイナスに振れたのである。

世界的に非常に貴重な観測記録で直下の場合の電流データは永久保存すべきである。

震源は柏崎市の直下。深さは約190kmと深かった。


④『南海トラフ地震情報(8月7日)気象庁地震火山部』

本日(8月7日)開催した第34回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、第412回地震防災対策強化地域判定会で評価した、南海トラフ周辺の地殻活動の調査結果は以下のとおり。

現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。

(注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内の発生確率が70から80%であり、昭和東南海・南海地震発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です。

1.地震の観測状況

(顕著な地震活動に関係する現象)

南海トラフ周辺では、特に目立った地震活動はありませんでした。

(ゆっくり滑りに関係する現象)

レート境界付近を震源とする深部低周波地震(微動)のうち、主なものは

(1)東海から紀伊半島北部:6月29日から7月14日

(2)四国東部から四国西部:7月22日から継続中

2.地殻変動の観測状況

(ゆっくり滑りに関係する現象)

上記(1)(2)の深部低周波地震とほぼ同期して、周辺設置の歪計で僅かな地殻変動を観測、又、周辺の傾斜データでも、僅かな変化が見られています。

上記(1)の期間に同地域及びその周辺のGNSSのデータでも、僅かな地殻変動を観測しています。

GNSS観測によると、2019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。

又、2019年中頃から志摩半島で観測されているそれまでの傾向とは異なる僅かな地殻変動は、最近は鈍化しているように見えます。

(長期的な地殻変動)

GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では長期的な沈降傾向が継続しています。

3.地殻活動の評価

(ゆっくり滑りに関係する現象)

上記(1)(2)の深部低周波地震と地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部において発生した短期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。

2019年春頃からの四国中部の地殻変動及び2019年中頃からの志摩半島での地殻変動は、それぞれ四国中部周辺及び志摩半島周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。このうち、志摩半島周辺の長期的ゆっくり滑りは、最近は鈍化しています。これらの深部低周波地震、短、長期的ゆっくり滑りは、それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。

(長期的な地殻変動)

御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺で見られる長期的な沈降傾向はフィリピン海プレートの沈み込みに伴うもので、その傾向に大きな変化はありません。

上記観測結果を総合的に判断すると、想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは得られておらず、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。

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