地震ニュース(南海トラフ大地震)
日本地震前兆現象観測ネットワーク 4518 '19 6/7
①『本日の地震5回』
7日19時08分 茨城県沖 M4.0 震度2
7日13時29分 熊本県 M2.4
7日11時58分 福島県沖 M4.3(最大)
7日08時43分 茨城県沖 M3.9 震度2
7日04時31分 鳥取県 M2.5
②『本日の最大』
11時58分 福島県沖 M4.3だった。
③『村山情報』
3日の情報では、東からの電流が増加、100を振り切っていた。
続報によるとその後は、日中94~100で推移(夜は睡眠で不明)していたが徐々に下がり、60くらいになった。
太平洋の岩盤破壊が進み収束に向かっているかに見える。
しかし、未だ進行しているようであり、弱まっているが収束に近づくとかなり警戒を要するイベントが予想される。
④『本日のEs』
大オープン。3回中、2回、出現率67%。
⑤『Nict デヴェラ情報』
稚内
6/07 09:00
国分寺
6/06 15:00~15:15, 18:00
6/07 08:15, 12:15
山川
6/06 15:00~19:00, 22:00, 23:15~23:45
6/07 00:00~00:30, 07:45~12:30
大宜味
6/06 15:00~17:15, 21:00~23:45
6/07 00:00~01:00, 02:00~03:00, 04:00~04:15, 06:30~07:30, 08:45~12:15
未精査。
⑥『Nict 篠原情報( 6/ 7 12:35)』
太陽風速度は更に下がり磁気圏も穏やかです。
太陽は穏やかな状態が続いています。黒点はありません。
⑦『南海トラフ地震関連解説情報(6月7日)』
本日開催した評価検討会等の地殻調査結果は以下のとおりです。
現在のところ、大規模地震発生の可能性が平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
(注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です。
1.地震の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
5月10日08時48分に日向灘の深さ25kmを震源とするM6.3の地震が発生しました。また、この地震発生前の同日07時43分にほぼ同じ場所でM5.6の地震が発生しました。
これらの地震は、発震機構が西北西・東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、フィリピン海プレートと陸のプレートの境界で発生しました。
5月11日08時59分に、日向灘の深さ36kmを震源とするM5.0の地震が発生しました。
この地震は、発震機構が東西方向に張力軸を持つ正断層型で、フィリピン海プレート内部で発生しました。
(ゆっくり滑りに関係する現象)
プレート境界付近を震源とする深部低周波地震のうち、主なものは以下のとおり。
(1)四国中部から東部:5月1日から12日
(2)東海:5月5日から10日
(3)四国中部:5月11日から24日
(4)四国西部:5月11日から21日
2.地殻変動の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
5月10日の日向灘の地震に伴い、GNSS観測で小さな地殻変動を観測しています。
(ゆっくり滑りに関係する現象)
上記(1)から(4)の深部低周波地震とほぼ同期して、周辺に設置されている複数の歪計で僅かな地殻変動を観測しました。
2018年春頃から九州北部のGNSS観測で、又、2018年秋頃から四国西部のGNSS観測及び歪観測で、それまでの傾向とは異なる地殻変動を観測しています。
(長期的な地殻変動)
GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では長期的な沈降傾向が継続しています。
(その他の現象)
これらとは別に、5月10日から12日にかけて四国西部に設置されている歪計でごく僅かな変化を観測しました。
3.地殻活動の評価
(顕著な地震活動に関係する現象)
5月10日に発生した日向灘の2回の地震、5月11日に発生した日向灘の地震は、その規模等から南海トラフ沿いのプレート間の固着状態の特段の変化を示す現象ではないと考えられます。
(ゆっくり滑りに関係する現象)
上記(1)から(4)の深部低周波地震と地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部において発生した短期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。
2018年春頃からの九州北部の地殻変動及び2018年秋頃からの四国西部の地殻変動は、日向灘北部及び豊後水道周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。
略。
上記観測結果を総合的に判断すると、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは今のところ得られておらず、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていないと考えられます。
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