地震ニュース

日本地震前兆現象観測ネットワーク 4458  '19 4/7


① 『本日の地震は1回』

7日10時02分 宮城県沖 M4.2 震度2

 

②『Nict 川原情報』

稚内(北海道)

4/7 11:00


国分寺(東京)

4/7 13:30~14:00


山川(鹿児島)

4/7 13:00~14:15

未精査。


③『本日の6mの強力伝搬』

4/7 15:38 [JM8CQU局長] 50.017 JA6YBR/b 599+

この時間帯には南の電離層密度は上がっていた。


④本日の10mの強力伝搬』

JK1AEL局長(綾瀬市) > HL2IKT TU FB QSO 59++ (4/7(日) 17:00)

JE8FWP〃(函館市) > JH6SDG 有難うございます。59振り切れOVER (4/7(日) 15:06 )

JF7XLD〃 (仙台市) > JH6SDG(大分県) 59+/59+ FB QSO有難うございました。 (4/7(日) 14:51 )


⑤『Nict 篠原情報(4/7 12:59)』

太陽風の速度は400km近くに下がっています。


⑥『南海トラフ地震に関連する情報(4月5日)』

5日の判定会で評価した調査結果は以下のとおりです。

現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。

(注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です。


1.地震の観測状況

3月13日に紀伊水道の深さ43kmを震源とするM5.3の地震が発生しました。この地震は、発震機構が東西方向に張力軸を持つ横ずれ断層型で、フィリピン海プレート内で発生しました。

3月27日に日向灘を震源とするM5.4の地震が2回発生しました。これらの地震は、発震機構が西北西・東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、フィリピン海プレートと陸のプレートの境界で発生しました。

プレート境界付近を震源とする深部低周波地震のうち、主なものは以下のとおりです。

(1)紀伊半島北部:2月26日から3月3日まで

(2)四国中部:3月1日から3月16日まで

(3)四国西部:3月3日から3月22日まで

(4)紀伊半島西部:3月29日から4月2日まで


2.地殻変動の観測状況

上記(1)から(4)の深部低周波地震とほぼ同期して、周辺に設置されている複数の歪計で僅かな地殻変動を観測しました。

又、周辺の傾斜データでも、僅かな変化が見られています。

更に、上記(2)、(3)の期間に同地域及びその周辺のGNSSのデータでも、僅かな地殻変動を観測しています。

GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では長期的な沈降傾向が継続しています。

2018年春頃から九州北部のGNSS観測で、又、2018年秋頃から四国西部のGNSS観測及び歪観測で、これまでの傾向とは異なる地殻変動を観測しています。


3.地殻活動の評価

上記(1)から(4)は、想定震源域のプレート境界深部において発生した短期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。

2018年春頃からの九州北部の地殻変動及び2018年秋頃からの四国西部の地殻変動は、日向灘北部及び豊後水道周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。

2018年12月以降は、豊後水道の滑りが顕著です。

今回観測された深部低周波地震、ゆっくり滑りは、それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。略。

上記観測結果を総合的に判断すると、南海トラフ想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは今のところ得られておらず、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていないと考えられます。

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