地震ニュース

日本地震前兆現象観測ネットワーク 5967 '23 7/6

①『本日の地震3回』

6日 18時57分 奈良県 M3.4

6日 01時49分 日高地方 M4.3 震度2(最大)

6日 01時43分 和歌山県 M2.5

6日の月齢は17.9。


②『本日のイオノ』

赤38(稚内0、国分寺20、山川3、沖縄15)

関東方面(含、遥か沖)警戒。150時間型。


③『篠原情報( 7/ 6 12:20 更新)』

太陽風は平均的な速度(430km)に戻っています。磁気圏は穏やかです。


④『5日の活動度指数』

黒点数 136

黒点総面積 270

F10.7 167.2154.6

磁気K指数合計は12、最大3


⑤『最強クラスのフレア発生 太陽は間もなく「極大期」に(Jamie Carter)』

3日にかけて、「X1クラス」の強力な太陽フレアが観測されたNASAが発表した。宇宙天気情報サイト「Spaceweather.com」によると、この太陽フレアによって太平洋と米国西部で30分間にわたり電波障害が発生した。

Xクラスのフレアは、現在の第25太陽活動周期(2019~30年)で18回目だ。NASAは太陽フレアについて、黒点に関連する磁気エネルギーの放出に由来する強力な爆発的増光と説明している。「Xクラス」は、最も強力な規模だ。

この太陽フレアは、黒点領域AR3354に由来するもので、NASAの太陽観測衛星ソーラー・ダイナミクス・オブザーバトリーが発見し撮影した。

迫る太陽極大期

今回のフレアは、太陽の活動が最大になる太陽極大期が迫る中で発生した。9~14年毎にやってくる極大期は、次は2024年または25年に起きると予測されているが、今年来ると考える科学者もいる。

極大期が近いことを示す兆候は増えている。2023年6月には、太陽表面の激しい磁気活動が起きている場所である黒点が平均163個観測された。ベルギー王立天文台太陽影響データ分析センターによると、これは2002年9月以降で最多だ。

極大期の太陽では、大規模な太陽フレアやコロナガス噴出が起き、より多くの電子と陽子が生成される。

増減を繰り返す太陽活動

僅か数年前の2020年には、黒点の数は非常に少なくなっていた。2013~14年に起きた前回の太陽極大期は、観測史上最も弱いものとなっていた。

黒点は1838年以降、毎日継続的に数えられているため、太陽活動の増減のパターンは予測可能となっている。一部の科学者は、現在の活動周期が観測史上最強となると予測している。(forbes.com )


⑥『黒点数が過去20年間で最高を記録、「極大期」が到来して電力網やインターネットが遮断される危険も(GIGAZINE)』

2023年6月に黒点数は163個を記録、2002年9月以来最高となりました。

黒点数が過去20年間で最高になったということは、約11年周期で変化する太陽活動周期に於いて太陽活動が最も強くなる太陽極大期に近づいていることを示唆しており、人工衛星や電力網に悪影響が及ぶことが懸念されています。

宇宙天気予報センターによると、2023年6月に観測された黒点は163個を記録し、187個の黒点が観測された2022年9月以来最も多くの黒点が観測された月となりました。

黒点数は、太陽フレアや太陽風の放出を伴う太陽活動周期を追跡する最も簡単な方法である為、宇宙天気の研究者等は黒点の数を注意深く追跡しているとのこと。

太陽活動周期は約11年周期で変化することが知られており、2019年に始まった今回の太陽活動周期は1755年の観測開始から25回目に当たります。

当初、科学者等は25回目の太陽活動周期が比較的穏やかなものになると予想しており、2025年に約115個の黒点が観測されてピークの太陽極大期に達すると考えていました。ところが、2022年から太陽活動が活発化しており、科学者等の予想を遥かに超えるペースで黒点数も増えています。

太陽極大期の間はより多くの黒点が現れ、太陽から放射されるエネルギーも増加するほか、大フレアやそれに伴って高温のプラズマが地球に吹き付けられる太陽嵐も発生しやすくなります。

太陽嵐によって引き起こされた誘導電流は、電力網やインターネットを遮断する可能性があり、過去にも何度か太陽嵐によって大規模な停電が起こっています。

1859年に発生した強力な太陽嵐「キャリントン・イベント」では、世界各地の電信システムが壊滅的な故障に見舞われ、「電信用の紙が燃えた」「南米のコロンビアでオーロラが観測された」といった事象が報告されたとのこと。

現代では、太陽嵐による電力網やインターネットへの被害が懸念されています。 大規模な太陽嵐は電力網とインターネットを遮断する可能性がある。

又、太陽フレアや太陽嵐は地球の磁場を乱し、大気抵抗の増加によって人工衛星が急降下する事態を引き起こすこともあります。2022年には人工衛星38基が、磁気嵐の影響で墜落する事故も発生しました。

太陽活動の影響で地球を周回する人工衛星が急降下する事態に、人工衛星にとって厳しい時期の到来か

実際に現地時間の2023年7月2日には、強力なフレアによってアメリカ西部および太平洋地域で短時間の停電が発生しており、太陽活動が人々の生活にも影響を及ぼしています。

今後さらに太陽活動が活発化するにつれ、電力網や人工衛星、インターネットなどに深刻な問題を引き起こす可能性もあるとのことです。

NASAの太陽物理学者であるロバート・リーモン氏はインタビューで、「25回目の太陽活動周期は奇妙であり、最も大きな現象は太陽極大期の後の2025年と2026年に起こると予想されます」と述べました。

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