地震ニュース
日本地震前兆現象観測ネットワーク 5845 '23 3/5(後編)』
5845号 '23 3/5(後編)本日分
①『本日の地震2回(23時現在)』
5日 17時13分 新潟県沖 M3.6
5日 07時54分 駿河湾 M2.9 震度2
5日の月齢は12.8
②『本日のNictイオノ』
赤2(稚内2、国分寺0、山川0、沖縄0)
北注意。
③『沖縄にP嵐』
3/5 13:30 - 22:00 8時間半
最大 21:30 +6.0 17.2
④『篠原情報(3/ 5 14:57 更新)』
太陽でMクラスの中規模フレアの発生が続いています。
昨夕、4日16時に、北西の3243黒点群でM1.0。
4日22時半に、北東の3242群でM1.2。
そして、深夜、5日0時半に、北西の3234群でM5.2が発生して今日の昼、5日11時半には中心部の3238群でM1.3のフレアが発生しています。
M1.2のフレアを起こした北東側の3242群の活動が目立っており、今後の活動に注目して下さい。
太陽風は全体として500km程度の高速の状態が続いている様です。
磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態、磁場の南北成分は、細かく南北に変化、磁気圏はやや活動的な状態でAE指数は500nT前後の小・中規模の活動が頻繁に発生しています。
⑤『プロトン、電子』
プロトンは静穏、電子はやや高い。
⑥『電離圏嵐丸4前後』
日本上空の全電子数(TEC)で、電離圏嵐が確認された地域と時間帯。
3/4 21時~22時 : 北緯29~47度で高い状態
3/5 16時~21時 : 北緯31~47度で高い状態
現在、電離圏は乱れた状態が続いています。
⑦『4日の活動度指数』
黒点数 123
黒点総面積 620
F10 181.6
地磁気K指数合計は19、最大3
⑧『NHKで放映した南海トラフ巨大地震でも画像で見せてくれた』
「南海トラフで想定より相当長く揺れる超高層ビル」が危ない理由
地震の際、高層ビルが地盤と共振して大きく揺れ、被害を受けるケースがある。南海トラフなど大地震が起こった時、超高層ビルにいたらどうすればよいのか。(AERA 2023年3月6日号)。
超高層ビルは、ガタガタという普段よく経験する短周期の地面の動きでは揺れにくい。超高層ビルが増え始めた70年代以降、大きな長周期の揺れをもたらす巨大地震が少なかったこともあり、「超高層は地震に強い」という安全神話が信じられるようになっていった。
その間に超高層ビルの数はどんどん増えた。例えば東京消防庁の管轄区域で、20階建て(約60m)以上のビルは83年には59棟しかなかったが、2021年には1008棟に増えている。約17倍だ。
95年の阪神・淡路大震災以降、地震計が全国に緻密に配置されるようになり、地面の揺れの詳しい性質や、それによって建物がどんなふうに揺さぶられるのか、研究が進んだ。そんな中で、03年の十勝沖地震(M8.0)の際、北海道苫小牧市内の石油タンクが長周期の揺れで炎上したことをきっかけに、長周期地震動のリスクが注目されるようになった。
「首都圏、名古屋圏、大阪圏に立つ既存超高層建物は、南海トラフの巨大地震によって、設計時に想定したより相当長い時間にわたって大きく揺れる可能性が高い」
「都心部に林立する超高層建物群が脆くも崩壊する可能性は殆んどない」とするものの、「超高層建物はいまだ大きな長周期地震動の洗礼を受けていないので、これら建物への被害や、被害に伴う生活や事業の阻害には未知の部分が多い」とも述べていた。
そして東日本大震災。震源は南海トラフではなく日本海溝だったが、大阪、東京などの超高層ビルは、建築学会の予測通り、大きく長く揺さぶられた。
東日本大震災以降、南海トラフで起きる地震の想定も見直され、それがもたらす長周期地震動の想定も更に大きくなった。
内閣府が15年12月に公表した推計では、最大のM9クラスの地震が発生すると、本州から九州の広い範囲で、長周期地震動階級4「立っていることができない。揺れに翻弄される」の揺れが超高層ビルに生じることがわかった。東京や大阪などの100~300mのビルでは最大2~6mの振幅で揺れる。
南海トラフ地震の発生確率は、今後30年以内に70~80パーセント。ビルの寿命のうちにほぼ確実にやってくる。
⑨『続、トルコの余震』
3/04 05:27:34 38.05N 38.25E 2 4.2M トルコ
(信号機さん)
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