地震ニユース

日本地震前兆現象観測ネットワーク 5767 '22 12/17

①『本日の地震 0回』

無し

17日の月齢は23.5。


②『Nictイオノ』

赤2(稚内0、国分寺0、山川0、沖縄2)

南警戒。


③『電離圏嵐』

F領域臨界周波数で、電離圏嵐が確認されたのは~

12/16 21時~12/17 0時 : 稚内で高い状態

12/17 0時~4時 : 稚内で非常に高い状態

日本上空の全電子数(TEC)で、電離圏嵐が確認された地域と時間帯。

12/17 0時~3時 北緯43~47度で高い状態(丸5)。


④『篠原情報(12/17 13:04)』

Mフレアが続きましたが、現在は活動が少し落ち着いています。

太陽風は330kmと低速状態、磁場強度は5nTから4nTに下がりかけています。


⑤『16日の活動度指数』

黒点数 27

黒点総面積 不明

F10.7 163.1

地磁気K指数合計は7、最大2


⑥『バックナンバーの能登地震関連』

能登半島で地震の頻発エリア拡大、地下の「水」が要因か(読売新聞)。2020年から小さな地震が続いている能登半島で、地震の頻発エリアが広がりを見せている。

気象庁は地下の活動領域が広がっている可能性があるとみて警戒を強め発生メカを解明しようと地下構造の研究を進めている。

能登半島先端部では20年12月から地震活動が活発化し、気象庁によると、今月12日までに震度1以上の有感地震が259回発生。今年6月19日には6弱、同20日には5強の強い揺れも観測した。地震の頻発エリアは先端部付近で時計回りに広がってきたが、今年11月以降、新たに半島南東部の海岸沿いも加わった。

政府地震調査委員会の平田直委員長(東大名誉教授)は今月9日の定例記者会見で「これまでにない新たな活動で、少し様子が変化した印象、今後も状況を注視したい」と話した。

11月は有感地震が25回発生し、20年12月以降の月別発生数では2番目に多かった。

地震が頻発する要因として、専門家等は地下の「水」を挙げている。

水そのものは確認されていないが、地下深くのプレートに染みこんだ水が熱せられるなどして上昇し、岩盤を押したり断層面を滑りやすくしたりして地震が起きやすくなったと分析している。

東京工大の中島淳一教授は、半島周辺で03~20年に発生した約3万7000回の地震波の伝わり方を解析した。

その結果、地下20~40Kmの深さで地震波の速度が遅くなる領域が広がっていたことがわかった。

地震波は水やマグマといった流体を通ると遅くなる性質があり、中島教授は「半島の地下に水が広く存在している可能性が高い。水の供給量や上昇ルートが分かれば、地震活動を予測できるかもしれない」と話している。


⑦『小笠原の海底火山「海徳海山」で海水変色続く 専門家は噴火警戒(読売新聞科学部)』

海底火山の活動性の指標となる海水の変色が、小笠原諸島の海底火山「海徳海山」周辺で続いている。

今年8月に確認されてから変色の範囲は広がっており、専門家や気象庁は噴火の恐れを指摘している

長さ10キロ超

海徳海山は東京から南へ約1050Km、硫黄島からは北約150Kmにある。

8月23日、周辺でうっすらと青白い海水の変色を気象庁や海保が確認した。以降も変色は止まることはなく、範囲も拡大を続けている。気象庁は船舶が周辺に近づかないよう呼びかけるため、周辺の海域に噴火警報を発令した。

変色の様子は、衛星が撮影した画像でもはっきりと捉えられている。読売新聞が欧州宇宙機関(ESA)の地球観測衛星「センチネル2」の衛星画像で一帯の海域を調べたところ、8月19日撮影の画像で、直径数十mの円形の変色が見えた。

その後の衛星画像でも変色は確認され、11月27日の画像では、一部は雲で隠れていたものの、薄い青白色の海水が長さ約13Km、幅約1Kmに広がっていることが分かった。

上空から海保と現地調査した東京工業大の野上健治教授(火山学)は「ここまで変色が広がっているのは、かなりの量の熱水が海底火山から噴出されたからだ。火山活動は加速度的に活発化していると考えられ、いつ噴火してもおかしくない」と説明する。

■重要な「手がかり」

陸地から遠く離れた海域では、火山性の地震や微動を観測することができず、海底火山噴火の予兆をつかむのは難しい。こうした中で、海面の変色は、海底の火山活動を読み解く数少ない有力な手がかりの一つだ。

1984年に海徳海山が噴火した際にも、噴煙や軽石の噴出に加え、海水の変色が発生した。気象庁の記録によると、この時は長さ50Km以上、幅約10Kmと広い範囲に変色が広がったという。変色は86年を最後に観測されておらず、今回は36年ぶりの確認となる。

■粘性高いマグマに警戒

野上教授が警戒を強める理由の一つは、海徳海山のマグマだ。「デイサイト質」と呼ばれる粘性の高いタイプのマグマで、火山ガスが抜けにくい。その為、火山内部の圧力が高まり、爆発的な噴火になりやすい。1991年に噴火し、多数の犠牲者を出した長崎県の雲仙・普賢岳のマグマも同じくデイサイト質だった。

海徳海山を構成する三つの峰のうち、現在の海水の変色を引き起こしているのは、南東側に位置する「東海徳場」。この峰の水深は、3峰で最も浅い97mだ。野上教授は「軽石が噴き上がる爆発的な噴火になれば、航空機が巻き込まれる恐れもある」と警戒感を強める。

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