地震ニュース(南海トラフ地震)

日本地震前兆現象観測ネットワーク 5518 '22 4/7

①『本日の地震6回』

7日 22時26分 トカラ列島近海 M2.6

7日 16時46分 岐阜県 M2.9 震度2

7日 14時48分 大阪府 M3.5  震度2

7日 14時12分 沖縄沖 M4.6 震度2(最大)

7日 09時30分 愛知県 M4.6 震度4(最大)

7日 09時25分  新島・神津島近海 M2.8

6日の月齢は6.2


②『Nictイオノ』

赤1(稚内0、国分寺0、山川1、沖縄0)

未精査。


③『南海トラフ地震情報(4月7日気象庁地震火山部)

本日(4月7日)開催の地域判定会で評価した、南海トラフ周辺の地殻活動の調査結果。

現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。

(注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です。

(顕著な地震活動に関係する現象)

南海トラフ周辺では、特に目立った地震活動はありませんでした。

(ゆっくり滑りに関係する現象)

プレート境界付近を震源とする深部低周波地震のうち、主なものは以下のとおりです。

(1)紀伊半島西部:3月1日から3月8日

(2)四国西部:3月13日から3月24日

(3)東海:3月17日から3月21日

(4)四国中部から四国西部:3月29日から継続中

(ゆっくり滑りに関係する現象)

上記(1~4)の深部低周波地震とほぼ同期して、周辺に設置されている複数の歪み計で僅かな地殻変動を観測しました。周辺の傾斜データでも、僅かな変化が見られています。

GNSS観測によると、2019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。

又、2020年夏頃から紀伊半島西部・四国東部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。

加えて、2020年夏頃から九州南部で観測されている、それまでの傾向とは異なる地殻変動は、最近は停滞しているように見えます。

(長期的な地殻変動)

GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では長期的な沈降傾向が継続しています。

(ゆっくり滑りに関係する現象)

上記(1)から(4)の深部低周波地震と地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部において発生した短期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。

2019年春頃からの四国中部の地殻変動、2020年夏頃からの紀伊半島西部・四国東部及び九州南部での地殻変動は、それぞれ四国中部周辺、紀伊水道周辺及び日向灘南部のプレート境界深部における長期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。このうち、日向灘南部の長期的ゆっくり滑りは、最近は停滞しています。

これらの深部低周波地震、短期的ゆっくり滑り、及び長期的ゆっくり滑りは、それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。

(長期的な地殻変動)

御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺で見られる長期的な沈降傾向はフィリピン海プレートの沈み込みに伴うもので、その傾向に大きな変化はありません。

上記観測結果を総合的に判断すると、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは得られておらず、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。


④『沖縄P型嵐、更に警戒』

4/6 16:15から10時間45分

最大は4/7 02:15の+6.4MHz 12.3MHz


⑤『TEC』

日本上空の全電子数(TEC)は、7日の夜のはじめ頃に中高緯度地域で高い状態(丸5)。


⑥『篠原情報( 4/ 7 11:38)』

太陽風は平均的な状態、太陽は穏やかです。


⑦『6日の活動指数』

黒点数 59

総面積 380

F10.7 117.0

地磁気K指数の合計8、最大2

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