地震ニュース
日本地震前兆現象観測ネットワーク 5432 '22 1/11
①『本日の地震4回』
11日 16時41分 宮古島近海 M4.3(最大)
11日 12時23分 大分県 M3.9 震度3
11日 09時52分 宮城県沖 M4.0 震度2
11日 04時19分 茨城県沖 M3.8 震度2
11日の月齢8.7。
②『本日のイオノ』
赤3(稚内0、国分寺0、山川1、沖縄2)
山川1の直前に火山性ノイズが強く出ていた。
櫻島噴火は要警戒。
③『篠原情報( 1/11 13:29)』
太陽風は平均的な速度で穏やかに推移しそうです。
④『10日の活動度指数』
黒点数 62
総面積 530
F10.7 102.2
地磁気K指数合計は7、最大2
⑤『二つ玉天秤棒』
北日本を挟む90hpaと88hpaの両低気圧は更に発達し、気圧が下がる。北日本への天秤棒はかなり効く。
関東北部や東北、北海道は警戒以上。
⑥『南海トラフ地震情報(気象庁地震火山部1月11日)』
本日(1月11日)開催した検討会、判定会で評価した、地殻活動の調査結果は以下。
現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
(注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です。
1.地震の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
12月3日09時28分に紀伊水道の深さ18kmを震源とするM5.4の地震が発生しました。この地震は、発震機構が北西・南東方向に圧力軸を持つ逆断層型で、地殻内で発生しました。
(ゆっくり滑りに関係する現象)
プレート境界付近を震源とする深部低周波地震のうち、主なものは以下のとおりです。
(1)紀伊半島北部:11月27日から12月6日
(2)四国東部から四国西部:11月27日から12月14日
(3)東海:12月8日から12日
(4)東海:12月16日から20日
(5)四国西部:12月20日から22日
(6)四国西部:12月28日から継続中
2.地殻変動の観測状況
(ゆっくり滑りに関係する現象)
上記(1)から(6)の深部低周波地震とほぼ同期して、周辺に設置されている複数の歪み計で僅かな地殻変動を観測しました。周辺の傾斜データでも、僅かな変化が見られています。
GNSS観測によると、2019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。又、2020年夏頃から紀伊半島西部・四国東部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。加えて、2020年夏頃から九州南部で観測されている、それまでの傾向とは異なる地殻変動は、最近は停滞しているように見えます。
(長期的な地殻変動)
GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では長期的な沈降傾向が継続しています。
3.地殻活動の評価
(顕著な地震活動に関係する現象)
12月3日に発生した紀伊水道の地震は、地殻内で発生した地震で、その規模から南海トラフ沿いのプレート間の固着状態の特段の変化を示すものではないと考えられます。
(ゆっくり滑りに関係する現象)
上記(1)から(6)の深部低周波地震動と地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部において発生した短期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。
2019年春頃からの四国中部の地殻変動、2020年夏頃からの紀伊半島西部・四国東部及び九州南部での地殻変動は、それぞれ四国中部周辺、紀伊水道周辺及び日向灘南部のプレート境界深部における長期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。
このうち、日向灘南部の長期的ゆっくり滑りは、最近は停滞しています。
これらの深部低周波地震、短期的ゆっくり滑り、及び長期的ゆっくり滑りは、それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。
(長期的な地殻変動)
御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺で見られる長期的な沈降傾向はフィリピン海プレートの沈み込みに伴うもので、その傾向に大きな変化はありません。
略。
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