地震ニュース

日本地震前兆現象観測ネットワーク 5376'21 11/16

①『本日の地震1回』

16日 07時48分 千葉県 M3.6

16日の月齢は11.6、17の月齢は12.6。


②『Nictイオノ』

赤15(稚内2、国分寺1、山川12、沖縄16)

相変わらず、南は異変、台湾方面を含めて警戒(ワンランク上もあり得る)。

天頂角=稚内は小、山川、沖縄と大きくはなるが電離層に影響を与える太陽エネは小さい。

太陽エネは15%くらい、地球エネ対85%くらい。

黒点数は少なく、F10.7(79.3)も極めて低い。


③『fx、F遮、高度、密度、厚み、偽像等』

上記のとおり、南は異変、fx、F遮、高度、密度、厚み、偽像。雑音等を見る限り、台湾方面を含めて警戒(ワンランク上もあり得る)。

尚、ノーワッチで電波伝搬、異常伝搬はチェックしていない。


④『篠原情報(11/16 14:13)』

600kmに達する高速太陽風が到来しています。その後も速度は上昇して、580~600kmに達し、磁気圏の活動は少し強まっています。

その後は少し下がっていますが現在も8nTとやや強まった状態です。


⑤『15日の活動度指数』

黒点数23

総面積130

F10.7は79.3

地磁気K指数の合計12、最大4


⑥『F10.7無線放射(Nict他からの引用)』

10.7cm (2800 MHz) の太陽無線流束は太陽活動の優れた指標で、F10.7指数と呼ばれ、太陽の活動度を表す記録の1つ。

F10.7無線放射は、太陽コロナで高い発流と低い発流で、F10.7 は、黒点数、紫外線、可視太陽放射照度とよく相関しています。

F10.7は1947年以来カナダで一貫して観測(ペンティコン天文台)され多くの太陽指数とは異なりF10.7は、悪天候でも地球表面から確実に測定できるため、正確な信頼性の高い貴重なデータになっています。

「太陽フラックスユニット」(s.f.u.)で報告されたF10.7は、太陽周期の過程で50 s.f.u.以下から300s.f.u.以上まで変化する可能性があります。

F10.7は、宇宙天気の予測において非常に価値があり、6周期、66年間もの長期間にわたる太陽活動の記録を提供しています。

太陽コロナから来ているので、太陽大気の同じ領域で形成される他の重要な放出を追跡しています。

電離層に影響を与え、F10.7指数で上層大気トラックを変化させる極端な紫外線量、成層圏とオゾンに影響を与える多くの紫外線放出もF10.7指数と相関しています。


⑦『地震雲の正体はラドンガス?(村井俊治東大名誉教授)』

続、引用。

2019年2月から2020年5月までDr. Guoは1事例の宇宙から見た地震雲の画像付きで地震予測の情報(日本周辺)を提供してくれましたが、1事例を除いて的中していました。90%の高確率です。勿論全ての地震の前に地震雲が現れるわけではなく、むしろ少ないですから、この地震予測を以って日本のすべての地震予測ができるわけではありません。宇宙から見た地震雲が判読できたときには90%の確率で的中させることができるといえます。JESEAが進めている様々な予測方法を補完する手法として意義があります。

衛星画像で解析する地震雲から地震予測を行う日中共同研究

地震予知学会が千葉大学で2017年5月26日に主催した「International Workshop on Earthquake Preparation Process 2017」でDr. Guoは論文「Predict Japan strong earthquake with satellite clouds data-one year validation」を発表しましたが日本の地震学者は何の反応も示さなかったそうです。地震大国の日本では評価されると思ったのに全く興味を示してくれた研究者がいなかったことにショックを受けると共に非常に失望したと言います。

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