地震ニュース
日本地震前兆現象観測ネットワーク 4857 ’20 6/6
①『本日の地震5回』
6日22時48分 東京都 M3.7 震度2
6日14時54分 岐阜県 M2.7
6日07時45分 空知地方 M3.8
6日06時08分 千葉県 M3.3
6日00時38分 日向灘 M3.1
6日の月齢は14.5、7日の月齢は15.4。
②『南海トラフ地震関連情報(6月5日)』
第32回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、第410回地震防災対策強化地域判定会で評価した、南海トラフ周辺の地殻活動の調査結果は以下のとおりです。
現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
(注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です。
1.地震の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
南海トラフ周辺では、特に目立った地震活動はありませんでした。
(ゆっくり滑りに関係する現象)
プレート境界付近を震源とする深部低周波地震のうち、主なものは以下のとおりです。
(1)紀伊半島西部:5月2日から5月7日
(2)四国西部:5月17日から5月23日
2.地殻変動の観測状況
(ゆっくり滑りに関係する現象)
上記の深部低周波地震とほぼ同期して、周辺に設置されている複数の歪計で僅かな地殻変動を観測しました。
又、周辺の傾斜データでも、僅かな変化が見られています。
GNSS観測によると、2019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。また、2019年春頃から紀伊半島西部・四国東部で観測されている、それまでの傾向とは異なる地殻変動は、最近は停滞しているように見えます。
更に、2019年中頃から志摩半島でそれまでの傾向とは異なる僅かな地殻変動が観測されています。
(長期的な地殻変動)
GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では長期的な沈降傾向が継続しています。
3.地殻活動の評価
(ゆっくり滑りに関係する現象)
上記の深部低周波地震と地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部に於いて発生した短期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。
2019年春頃からの四国中部の地殻変動2019年春頃からの紀伊半島西部・四国東部の地殻変動及び2019年中頃からの志摩半島での地殻変動は、それぞれ四国中部周辺、紀伊水道周辺及び志摩半島周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。
このうち、紀伊水道周辺の長期的ゆっくり滑りは、最近は停滞しています。
これらの深部低周波地震、短期的ゆっくり滑り、及び長期的ゆっくり滑りは、それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。
(長期的な地殻変動)
御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺で見られる長期的な沈降傾向はフィリピン海プレートの沈み込みに伴うもので、その傾向に大きな変化はありません。
上記を総合的に判断すると、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは得られておらず南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
③『Nictイオノ』
赤98(稚-8、国ー21、山-26、沖ー43)。大オープン。
未精査。
④『国分寺P嵐』
6/6 09:45 - 10:45 1時間 最大10:45 +4.7MHZ
9.7MHZ
⑤『5日の活動度指数』
黒点数は12
黒点総面積は130
F10.7は71.1
地磁気K指数合計は8、最大2
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