地震ニュース

日本地震前兆現象観測ネットワーク 47265  ’20 1/5


①『本日の地震4回』

5日21時26分 四国沖 M4.8

5日18時43分 トカラ列島近海 M2.2

5日11時11分 硫黄島近海 M5.7(最大)

5日06時15分 宮城県沖 M3.4


②『19も減少、そして地震減少、ところがやばいことに』

4日のイオノは赤28個。急増。沖縄イオノは、なんと30MHZを軽くオーバーした!!

定パターンの●5~6とみた。

予測とうり、硫黄島近海でM5.7があった。と言いたいが、いかにも離れ過ぎている。

規模は確かに大きかったが、これが原因で赤28個、沖縄イオノ、30MHZ超だったとは断言できない。

別震源の可能性は否定できない。

四国沖 M4.8も気になる地震ではある。


③『本日のイオノ』

赤4個。

未精査。


④『4日の活動度指数』

黒点数は13

総面積は10

F10.7は72.2

地磁気K指数合計は8、最大3


⑤『続、その後のパーカー・ソーラー・プローブ観測レポ』

メリーゴーラウンドの謎

太陽風についてもうひとつ明らかになったことがありました。

太陽は27日の周期で自転しています。なので、太陽風が太陽を飛び出す前は、太陽の自転と同じ速度で動いていると考えられていました。

これをメリーゴーラウンドにたとえるならば、太陽の中心を軸として、太陽の大気もその大気から生まれる太陽風も、すべて一緒に回転しているということ。そして、中心から離れたところにいればいるほど速く回転している、とNASAは解説しています。

この場合、太陽風は一番外側で高速回転しているのですが、どこかのタイミングで「えいっ!」とメリーゴーラウンドから飛び降りて回転運動を止めるはず。そして、そこから放射線状に太陽から遠ざかっていくはずですね。

今まで観測されていたのは、この「メリーゴーラウンドから飛び降りたあとの太陽風」のみだったのですが、今回パーカー・ソーラー・プローブが初めてメリーゴーラウンドに乗っかっている状態の太陽風を観測しました。

そして粒子測定器のデータからは、今まで予測されていたより10倍も速い秒速35~50kmで動いていることがわかったそうです。これは太陽の自転よりもずっと速いスピードだそうで、なぜなのかは謎。

まだ決定的な「えいっ!」の瞬間はとらえられておらず、今後は太陽風が回転運動から解き放たれるメカニズムの解明に期待がかかります。

ダストフリーゾーンは本当にあった

地球と太陽の間に広がる宇宙空間には99%のガス、そして1%の「ダスト」と呼ばれる大きさ1μmほどの小さな固体微粒子が散りばめられています。

パーカー・ソーラー・プローブに搭載されている画像装置は、太陽光がこのガスとダストによって散乱される様子をとらえており、いままで地球から観測されてきたデータとも一致していました。

ところが、太陽に近づくにつれてダストによる散乱が減少していくこともわかりました。これは太陽のまわりに「ダストフリーゾーン」があることを示唆している新しい情報。

「ダストフリーゾーン」は、ダストが太陽に近づくとその熱で溶かされてしまうことから理論的に予想されてはいたのですが、今までダイレクトに観測されたことはありませんでした。

地球からは見えない嵐

また太陽を間近に捉えた画像からは、太陽コロナの複雑な活動も観測されました。コロナから粒子のかたまりが放出されていることや、「flux rope」と呼ばれるチューブ状の磁気、そして「磁気島」と呼ばれる特異な磁場の存在…などなど、地球からは見えなかった太陽の姿が次々と明かされています。

さらに粒子測定器のデータからは、太陽コロナから今まで確認されていなかった微細な粒子の放出が見えてきたそう。粒子の加速パターンもいくつか検出され、こうした比較的スケールの小さい放出がトリガーとなって、太陽フレアのような大放出につながっていくとも考えられるそうです。

ということは、今後研究を続けていけばより早い段階で太陽フレアを予測できるようになり、宇宙天気予報の精密度がはるかに向上するかもしれないわけですね

今後の6年間にも期待しかない

たった2回の接近観測から、新たな発見が続々と。

これからの6年間にパーカー・ソーラー・プローブが太陽に接近するチャンスはぜんぶで24回あり、しかも毎回太陽との距離を縮めていく予定です。

「今後はさらにクオリティーの高い観測データを入手できる」と期待しているのは、ニューハンプシャー大学のReka Winslow助教。太陽に関するデータが乏しいために今まで解明されてこなかった太陽系物理学の疑問の数々も、パーカー・ソーラー・プローブが解き明かしてくれるのでしょうか。

近いうちESA(欧州宇宙機関)からも独自の探査機「ソーラー・オービター」がローンチされる予定だとユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者・Daniel Verscharen氏がNature誌上で言及しており、パーカー・ソーラー・プローブとの共同研究にも期待がかかります。

太陽は11年周期で太陽表層の活動の増減を繰り返しており、現在は活動極小期を終えて活動極大期に向かっているところ。今後パーカー・ソーラー・プローブが太陽に接近していくにつれて太陽表層の活動も高まっていくので、さらにすさまじい光景を目の当たりにできるのでしょうか。

太陽から地球までの平均距離はおよそ1億5000万キロメートル。太陽光がその距離を移動する8分19秒の間に、多くの情報が失われています。だからこそ、より太陽に近い観点から観測を続けていけば、今まで見えなかった太陽の姿が見えてくる。

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