地震ニュース
日本地震前兆現象観測ネットワーク 4243 '18 6/23
①『本日の地震2回』
6月23日23時08分 大阪府 M4.0 震度3(最大)
6月23日17時11分 愛知県 M2.9
②『本日のEs』
中オープン。
3回ワッチ、内2回発生を確認。
③『Nict 川原情報』
稚内(北海道)
06/19 16:30~17:15 21:15
06/20 04:00~04:15 06:45~07:30 10:00~10:15 11:0011:45
国分寺(東京)
06/19 15:00~16:00 21:45~22:30
06/20 04:15~06:000 09:00~10:45
山川(鹿児島)
06/19 15:00~16:30 18:00
06/20 07:45~13:3 14:45
大宜味(沖縄)
06/19 15:00 19:00~19:15
06/20 00:15 08:45~14:45
無精査。
④『19日の活動度指数』
黒点数は35
黒点総面積は80
f10.7は76.6
地磁気K指数(柿岡地磁気観測所)の合計は10、最大は3。
⑤『プロトン&高エネルギー電子』
プロトン粒子フラックスは静穏レベル。
19日18時UTでの電子フルエンスは静穏レベル。
引き続き今後1日間、電子フルエンスは静穏な状態が予想されます。
⑥『Nict 篠原情報(6/23 13:20)』
太陽風の磁場強度が高まり、磁気圏の活動もやや強まっています。
現在、2713、2715の2つの黒点群が見えていますが特に活動はなく、穏やかです。
⑦『最近10日間の観測値 (NOAA/SWPC)』
6月11日 0
6月12日 12
6月13日 16
6月14日 16
6月15日 13
6月16日 13
6月17日 15
6月18日 28
6月19日 41
6月20日 57
無黒点状態から脱し、若干増えている。
いつまでもつか、またぞろ「0」の無黒点になるだろう。
⑧『太陽の大異変に気付いて毎日チェック、記録を取続けよう』
黒点数が如何に減っているか過去のデータを調べれば直ぐ判る。
2012年から2016年は太陽は正常で殆んど毎日黒点が見られ、無黒点は非常に珍しかったのである。
2012年の無黒点は0日
2013年の無黒点は0日
2014年の無黒点はたった1日間
2015年の無黒点は 0日
2016年の無黒点は 32日間と少し増えている。
⑨『太陽黒点が少ないことについて』
数年前の最近、太陽黒点が少ないことについての雑感(石渡 明教授(東北大学東北アジア研究センター)を引用させて貰った。
黒点については、ガリレオ以来、既に約400年の観測の歴史があり、黒点数は太陽活動の活発さを表す指標として重視されている。
黒点数は約11年を周期として増減を繰り返してきた。
黒点数は、極大期には100~200に達するが、極小期はゼロに近くなる。
組織的な太陽観測が始まった1750年から数えて第23番目の黒点周期は、1996年頃の極小期に始まり、2000年頃に極大期(黒点数は120程度)となり、 2007~2008年頃の極小期で終わった。
2010年末の現在は、サイクル24が始まってから既に2~3年経過しており、通常であればそろそろ極大期にさしかかる頃だが、黒点数はまだ少ないままである。
私は晴天の休日には小さな望遠鏡で黒点観測をしているが、近頃も黒点数ゼロの日が多い。又、「マウンダーの蝶形図」としてよく知られているように、新しい黒点周期の開始と同時に高緯度地域に黒点が出現し、極大期を経て次の極小期まで、黒点の出現緯度が次第に低緯度に移る傾向がどの周期でも顕著に見られるが、今回の周期では高緯度の黒点がやっと今年になってから出現し始めた。
NASAの黒点数予想によると、S24の極大は2013年頃(平均的な周期より約2年遅れ)、黒点数のピークは60程度と見積もられている。
この予想が正しいとすると、極大が1805年頃のS5(黒点数40程度)と1816年頃のS6(50程度)(この時期をダルトン極小期という)、そして1907年頃の第S14(60程度)に匹敵する黒点数の少なさになり、約100年ぶり(又は約200年ぶり)の低水準となる。
黒点観測の記録がある最近 400年間では、1958年頃を極大とするS19の黒点数が最も多く(約190)、S21, 22もかなり多かったが(約150)上述のようにS23はやや少なく、現在のS24は非常に少ないことが予想される。
黒点数の増減周期も長くなる傾向にあり、これは長期的な極小期の特徴である。
このようなことから、1600年代に黒点が非常に少ない時期が70年近く続いた「マウンダー極小期」(1645年頃~1715年頃)が再来する可能性も取り沙汰されている。
黒点数と地球の平均気温との関係は、1年毎あるいは1周期毎のそれぞれの平均値をプロットすると殆んど相関がなく、1958年をピークとするS19以後は太陽黒点が減少傾向にあるのに地球の気温の上昇が続いている事から、両者の間には全く相関がないとする意見もある。
しかし、もっと長期的に見ると、マウンダー極小期から1800年頃迄は小氷期と呼ばれロンドンのテムズ川が氷結し日本でも飢饉が頻発するなど地球全体の気温が低かったが1780年頃を底として太陽活動の活発化と共に気温の上昇が続いてきた。
つまり、太陽活動の長期的な極小期(中心は1680年頃)から約100年後まで地球の気温は低下を続けた事になる。
さて、地球には海があり、海水は大気よりも遥かに多量の熱を蓄え、しかも温まりにくく冷めにくい。
我々は巨大な湯たんぽ(海洋)を入れた布団(大気)の中で生活しているようなものである。
地球の気温が海水温に支配され、海水の循環が地球全体の気候に大きく影響することは、数年毎に繰り返されるエルニーニョ現象とラニーニャ現象がよく示している。
海洋全体の水平・鉛直方向の大循環は、大西洋の北部で海洋表層から深海に潜り込んだ冷たく高塩分の海水が大西洋南部を経て印度洋南部を通り(一部は印度洋北部で表層に出る)、濠東方で北上して北太平洋で海洋表層に出るという流れになっており、表層には逆向きの流れがある(ブロッカーのコンベアベルト)。
この循環の1サイクルには約2000年を要する。言い換えれば、海洋全体を温める(冷ます)のに 1000年以上を要し、海洋の比較的浅部のより小規模な循環にも相当の年数を要するので、太陽活動の変化(つまり受熱量の変化)に対する地球の海洋の温度変化の応答(レスポンス)に100年以上の遅れがあるとしても不思議ではない。
因みに、私は一時期地震予知をめざして段丘崖の湧水の温度と水量の観測を3年間続けたことがある。段丘面の地下約10 mの層を流れる地下水の温度変化は、位相が気温の変化より約半年遅れており、冬に最高温度になる。このことからも、平均4500 mの深さがある海洋の、気候に直接影響を与える部分の水温変化の位相が100年以上遅れることは想像がつく。
このように考えると、1960年頃の長期的な黒点極大期の後50年を経た現在でも、まだ気温が上昇傾向にあることの原因が、人為的なCO2の排出による温室効果の増大だけとは言い切れないように思えてくる。
1960年頃をピークに太陽活動が長期的な低下傾向に転じたとすれば、この約100年のレスポンスの遅れを考えると、今世紀の中頃(2060年頃)を温暖化のピークとして、それ以後地球の気温は長期的な寒冷化に転じる可能性がある。
しかし、黒点数の変化を見ると、太陽活動は100年程度の周期で活発な時期と不活発な時期を繰り返して来たようにも見えるので、現在の太陽活動の低下は一時的なもので、底が深くならない内に又、活発化する可能性もあり今後の推移を見る必要がある。
⑩『太陽は病気である』
「太陽は病気である」関連で是非読んで貰いたい資料、出版物の数々はその都度紹介してきた。図書館等で熟読玩味、眼光紙背に徹すれば何かが判る。
⑪『序に、地球の自転速度の減速期』
序にこれも、データを集め、かつ、図書館等で調べれば何かが判る。
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