地震ニュース
日本地震前兆現象観測ネットワーク 5459 '22 27
①『本日の地震2回』
7日 17時59分 石川県 M4.1 震度3
7日 05時06分 父島近海 M4.6(最大)
7日の月齢6.3。
②『本日のイオノ』
赤1(稚内0、国分寺0、山川1、沖縄0)
たった一つの「赤」だが、これは曲者!
③『件名: 【放射線帯電子に関する臨時情報』
差出人: 情報通信研究機構宇宙天気予報センター
送信日時: 2月7日 14:10
宛先: ja7hoq@
【放射線帯電子に関する臨時情報(2月7日14時10分)】
GOES衛星の観測によると、静止軌道における2MeV以上の電子の24時間フルエンスが、2月7日5時UTに3.8x10^8[個/cm^2/sr]を超えて、高レベルに達しました。
④『篠原情報(2/ 7 12:359」
フィラメント噴出が発生し、CMEが地球に向かっています。太陽風は550kmから530kmへゆっくりと下がっていますが高速状態が続いています。
磁場強度は、6nTから4nTへ少し下がっている様です。
こちらは平均的な状態です。
⑤『南海トラフ地震関連解説情報
第52回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、第430回地震防災対策強化地域判定会で、南海トラフ周辺の地殻活動を評価しました。
本日(2月7日)開催した第52回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、第430回地震防災対策強化地域判定会で評価した、南海トラフ周辺の地殻活動の調査結果は以下のとおりです。
現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
(注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です。
1.地震の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
1月22日に日向灘の深さ45kmを震源とするM6.6の地震が発生しました。この地震は、発震機構が西北西・東南東方向に張力軸を持つ型で、フィリピン海プレート内部で発生しました。
(ゆっくり滑りに関係する現象)
プレート境界付近を震源とする深部低周波地震のうち、主なものは以下のとおりです。
(1)四国西部:12月28日から1月17日
(2)東海:1月14日から2月2日
2.地殻変動の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
1月22日の日向灘の地震に伴い、GNSS観測で小さな地殻変動を観測しました。
(ゆっくり滑りに関係する現象)
上記(1)、(2)の深部低周波地震(微動)とほぼ同期して、周辺に設置されている複数の歪み計で僅かな地殻変動を観測しました。周辺の傾斜データでも、僅かな変化が見られています。
GNSS観測によると、2019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。また、2020年夏頃から紀伊半島西部・四国東部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。加えて、2020年夏頃から九州南部で観測されている、それまでの傾向とは異なる地殻変動は、最近は停滞しているように見えます。
(長期的な地殻変動)
GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では長期的な沈降傾向が継続しています。
(その他の現象)
これらとは別に、1月22日の日向灘の地震の後、四国西部に設置されている歪み計でごく僅かな変化を観測しました。
3.地殻活動の評価
(顕著な地震活動に関係する現象)
1月22日に発生した日向灘の地震は、フィリピン海プレート内部で発生した地震で、その規模から南海トラフ沿いのプレート間の固着状態の特段の変化を示すものではないと考えられます。
(ゆっくり滑りに関係する現象)
上記(1)、(2)の深部低周波地震(微動)と地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部において発生した短期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。
2019年春頃からの四国中部の地殻変動、2020年夏頃からの紀伊半島西部・四国東部及び九州南部での地殻変動は、それぞれ四国中部周辺、紀伊水道周辺及び日向灘南部のプレート境界深部における長期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。このうち、日向灘南部の長期的ゆっくり滑りは、最近は停滞しています。
これらの深部低周波地震、短期的ゆっくり滑り、及び長期的ゆっくり滑りは、それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。
(長期的な地殻変動)
御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺で見られる長期的な沈降傾向はフィリピン海プレートの沈み込みに伴うもので、その傾向に大きな変化はありません。
(その他の現象)
1月22日の日向灘の地震の後、四国西部の歪み計で観測されたごくわずかな変化は、地震の揺れによって生じる観測点周辺の地下の状態変化(例えば地下水流動の変化)に起因するものであったと考えられます。
上記観測結果を総合的に判断すると、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは得られておらず、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
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