地震ニュース

日本地震前兆現象観測ネットワーク 5218 ’21 6/7

①『本日の地震4回』

7日 11時11分 釧路沖 M4.0  震度2

7日 10時12分 福島県沖 M3.8

7日 03時11分 千葉県沖 M5.3 震度3(最大)

7日 00時59分 福島県沖 M3.9

7日の月齢は26.7、8日の月齢は27.7。


②『本日の最大』

千葉県沖で M5.3 震度3があった。

4日に関東で電離層擾乱が生じていた。

6/4 17:15 - 17:30 中央値との最大差4メガ fmin5.5メガ。


③『Nictイオノ』

赤83(稚内4、国分寺11、山川32、沖縄36)

稚内欠測あり。

未精査。


④『篠原情報( 6/ 7 11:57)』

低速(310Km)の太陽風が続き、磁気圏もとても穏やかです。黒点が増えています。


⑤『プロトン、放射線帯電子、TEC』

静穏レベル。

⑥『南海トラフ地震関情報(6月7日)』

本日、開催した第44回南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、第422回地震防災対策強化地域判定会で評価した、南海トラフ周辺の地殻活動の調査結果は以下のとおり。

現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注1)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。

(注1)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です。

1.地震の観測状況

(顕著な地震活動に関係する現象)

南海トラフ周辺では、特に目立った地震活動はありませんでした。

(ゆっくり滑りに関係する現象)

プレート境界付近を震源とする深部低周波地震(微動)のうち、主なものは以下。

(1)紀伊半島北部から紀伊半島中部:4月27日から5月5日

(2)東海:4月29日から5月6日

(3)紀伊半島北部:5月7日から16日

(4)四国東部:5月19日から31日

(5)東海:5月22日から28日

2.地殻変動の観測状況

(ゆっくり滑りに関係する現象)

上記(1)から(5)の深部低周波地震(微動)とほぼ同期して、周辺に設置されている複数の歪計で僅かな地殻変動を観測しました。周辺の傾斜データでも、僅かな変化が見られています。

GNSS観測によると、2019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。又、2020年夏頃から紀伊半島西部・四国東部で観測されている、それまでの傾向とは異なる地殻変動は、最近は鈍化しているように見えます。

加えて、2020年夏頃から九州南部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。(注2)

(注2)2021年1月から2021年5月の評価検討会において、九州北部で2020年夏頃から見られていたとされた、それまでの傾向とは異なる地殻変動は、平成28年(2016年)熊本地震直後の余効変動の影響を考慮し、解析手法を再検討した結果、ノイズレベルの範囲であることが分かった為、評価を変更しています。

(長期的な地殻変動)

略。

上記観測結果を総合的に判断すると、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは得られておらず、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。

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