地震ニュース
日本地震前兆現象観測ネットワーク 5192 ’21 5/12
①『本日の地震3回』
12日 23時40分 秋田県 M2.8
12日 22時22分 福島県沖 M3.4
12日 08時30分 岩手県沖 M4.2 震度2(最大)
12日の月齢は0.7、13日の月齢は1.7。
月齢は今、若い。しかしあっという間に14歳(26日)でスーパームーンを迎える。
この月は今年一番の近距離(約35万7461 kmで)で少し大きく見える。これが皆既月食とも重なるのだ。
そして数日で地球の自転速度はブレーキからアクセルに切り替わる。
②『村山情報』
比較的安定だった東と南が同期して動き始めた。
合歓はあまり動いていない。
11時半に急激に減少し、東が16、南が12になった。
目視観測を続けると11:50に6と2、12:10には東が歩調を合わせ2μAになった。南は収束したのか2μAのまま、針は張り付いている。
その後は殆んど動かず、夜になってもあまり変化はしていない。
隣県から隣々々々県位までの地震と北は北海道、南は九州
迄の地下深くの火山の活性化を捉えているようだ。
尚、この変動は朝日新聞の取材があった。
③『本日の地震』
08時30分 岩手県沖 M4.2 震度2(最大)
(22時22分 福島県沖 M3.4)
秋田は規模がM2.8と微弱なので除外。
(23時40分 秋田県 M2.8)
④『昨日の短波帯ワッチは1回のみだったが…』
間違いなく「地震性ノイズ(若干)あり」だった。
ワッチ時間をずらせばもっと顕著なそれを聞くことができただろし分析もできたかもしれない。
多忙でシンクロスコープやスペアナは作動させなかった。
紛れもない「地震性ノイズ」で[定パターン(岩手沖~福島沖方面)で翌日に起きている。規模も書かなかったがこの雑音量のみで判断すると「注意級(M4~)」だった。
雑音の質感も略したが「3種混合ノイズ」である。
他に離れて地震が発生すると、どの地震の前兆か判別不可能になるが、今回は幸い岩手~福島等以外に起きていないので、この地震の前兆だったと断言できる。
⑤『Nictイオノ』
赤18(稚内2、国分寺1、山川3、沖縄12)
未精査。
⑥『篠原情報( 5/12 13:19)』
太陽風は低速(316Km)の状態が続き、磁気圏も穏やかです。
⑦『南海トラフ地震関連情報]
本日(5月12日)開催した地殻活動調査結果等は以下のとおり。
現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
(注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です。
1.地震の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
南海トラフ周辺では、特に目立った地震活動はありませんでした。
(ゆっくり滑りに関係する現象)
プレート境界付近を震源とする深部低周波地震のうち、主なものは以下のとおりです。
(1)四国中部:4月9日から12日
(2)紀伊半島北部:4月27日から5月5日
(3)東海:4月29日から5月6日
2.地殻変動の観測状況
(ゆっくり滑りに関係する現象)
上記(1)から(3)の深部低周波地震とほぼ同期して周辺に設置されている複数の歪計で僅かな地殻変動を観測しました。
周辺の傾斜データでも、僅かな変化が見られています。
GNSS観測によると、2019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。また、2020年夏頃から紀伊半島西部・四国東部で観測されている、それまでの傾向とは異なる地殻変動は、最近は鈍化しているように見えます。加えて、2020年夏頃から九州北部及び九州南部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。このうち、九州北部の地殻変動は、最近は鈍化しているように見えます。
(長期的な地殻変動)
略。
3.地殻活動の評価
(ゆっくり滑りに関係する現象)
上記(1)から(3)の深部低周波地震(微動)と地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部において発生した短期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。
2019年春頃からの四国中部の地殻変動、2020年夏頃からの紀伊半島西部・四国東部での地殻変動、2020年夏頃からの九州北部及び九州南部での地殻変動は、それぞれ四国中部周辺、紀伊水道周辺、日向灘北部及び日向灘南部のプレート境界深部における長期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。
このうち、紀伊水道周辺及び日向灘北部の長期的ゆっくり滑りは、最近は鈍化しています。
これらの深部低周波地震、短期的ゆっくり滑り、及び長期的ゆっくり滑りは、それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。
(長期的な地殻変動)
御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺で見られる長期的な沈降傾向はフィリピン海プレートの沈み込みに伴うもので、その傾向に大きな変化はありません。
上記観測結果を総合的に判断すると、南海トラフ地震の想定震源域ではプレート境界の固着状況に特段の変化を示すようなデータは得られておらず、南海トラフ大地震の発生の可能性が平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
0コメント