日本地震前兆現象観測ネットワーク 5153 '21 4/2


①『本日の地震4回』

2日 09時31分 鳥取県 M2.8

2日 08時36分 十勝地方 M3.4  震度2

2日 06時38分 鹿児島県 M2.9  震度3

2日 06時22分 和歌山県 M3.4

2日の月齢は20.1、3日の月齢は21.1。


②『Nictイオノ』

赤1(稚内1、国分寺0、山川0、沖縄0)

Nict(情報通信研究機構)稚内観測所の赤1か所のみ、fx(臨界周波数)は実測(10:00観測)では9.02メガヘルツ。低い。


③『篠原情報( 4/ 2 13:13)』

太陽風は低速になっています。3月の黒点相対数は 17.3 でした。


④『4月1日の太陽の活動度指数』

黒点数は0

黒点総面積は0

F10.7は77.9

地磁気K指数(気象庁地磁気観測所柿岡)の合計は8、最大のK指数は2。


⑤『F10.7は黒点数等と相関が良く、太陽活動が活発か、不活発が分かる。今はとても低い』

太陽からは、光だけでなく電波も放射されている。

電波は太陽面全体から出ているが、黒点等の磁場の強い領域からは、特に強い電波が出ており、雲の影響を受けにくいという利点がある。

太陽から放射される波長10.7cmの電波の強度は、「エフ ジュッテンナナ」と呼ばれ、太陽黒点数等と相関が良い。

その為、F10.7は、太陽活動を表す指標の一つとして、広く使われている。

周波数にすると、約2.8GHzの電波。F10.7の定常的な観測は、1947年にカナダのオタワで始められた。その後、1991年からは、カナダのペンティクトンにあるドミニオン電波天文観測所で、定常的に観測されている。

この観測は、2機のパラボラアンテナを使って、毎日続けられている。

Nict平磯太陽観測施設でも、波長10.7cmの太陽電波の強度の観測を行っている。

参考)

F10.7は約2.8ギガヘルツの電波。

電子レンジの電波は2.45ギガヘルツ。

https://www.youtube.com/watch?v=QIhLHJfJrPo


⑥『F10.7や地磁気K指数等はネット上で詳しく調べられる』

地磁気日変動の振幅から推察される超高層大気の長期変動について

新堀淳樹1 ・小山幸伸2・能勢正仁2 ・堀智昭3 ・大塚雄一3 ・谷田貝亜紀代1・IUGONET プロジェクトチーム

1京大生存研、2京大地磁気センター、3名大STEL

http://www.iugonet.org/data/workshop/20130819/iugonet_20130820_shinbori2.pdf


⑦『プロトン、電子、TEC』

静穏。


⑧『プロトン現象』

先週のプロトン現象(週報)

静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは、3月26日から4月1日にかけて1[個/cm^2/sec/sr]未満の静穏レベルで推移。


⑨『放射線帯電子』

先週の放射線帯電子(週報)

GOES衛星の観測によると、静止軌道における2MeV以上の電子の24時間フルエンスは、3月26日から27日にかけけて4.33×10^7[個/cm^2/sr]未満のやや高いレベルで推移。

その後、電子フルエンスは下降し、28日から4月1日にかけて、2.27×10^7[個/cm^2/sr]未満の静穏レベルで推移。


⑩『プロトンや電子』

プロトン(陽子)や電子は太陽からの荷電粒子である。

その電荷は陽子が(正・プラス)電子は(負電荷・マイナス)である。

太陽風の正体は大半がこれ等である。

風ではなくあくまで荷電粒子なので我々は何も感じない。

例え、1秒間に1800Kmで飛来しても。

ジェット戦闘機は1800Km以上で飛ぶが、これは時速である。

今の太陽風は非常に弱いが(低活動)サイクル23では1200Kmn達した。

サイクル19では記憶があいまいになったが確か、最大1800Kmだった。

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