地震ニュース
日本地震前兆現象観測ネットワーク 5044 '20 12/14
①『本日の地震5回』
14日19時03分 相模湾 M1.8
14日12時05分 伊豆半島沖 M1.7
14日11時57分 伊豆半島沖 M1.8 震度2
14日11時56分 相模湾 M2.8 震度2
14日07時34分 伊豆半島沖 M2.4 震度2
14日の月齢は28.9、15日の月齢は0.4。
②『Nictイオノ』
赤25、(稚内9、国分寺3、山川2、沖縄11)
電離層が活性化しているが太陽の影響はあまり大きくはない。
地球エネの方が大きい。
南と北は警戒。
③『稚内に擾乱発生』
12/13 20:00 - 20:15 15分 最大は20:15の7.8メガ、 9.3メガ。
④『プロトン、放射線帯電子、TEC』
静穏レベルで推移。
⑤『篠原情報)12/14 12:15)』
太陽風は低速になりました。太陽の東端に新しい黒点が現れています。
⑥『M情報』
地熱はA地点・B地点共に季節に応じて低下し今朝は8.5℃。
一方、地電流は又、変動し東は約50に、南は約20に。
合歓は急増、約20に。これは、旧号に多数あるが関東甲信越方面である。即ち、相模湾、伊豆半島沖をも示している。
⑦『再掲、電離層、雑音観察』
バックナンバーには、電気釜ノイズ、炊飯器ノイズ、アイロンノイズ、便所ノイズ、時計ノイズ、照明器ノイズ、パソコンノイズ他、多種多様のノイズを紹介している。
⑧『地震雑音』
これについての解説はない。
非常に複雑で一般雑音との区別はなかなか困難である。
長期間の耳訓練が必要である。
⑨『ニッポニカの雑音解説』
具体例として、ラジオを聞いている時、ガリガリとかサーッというような余計な音が入ることがある。又、自動車等が近くを通ると、テレビの画面に無数の点が現れ、見えにくくなることがある。
このような現象は、受信機や計測器の内部または外部のなんらかの原因によって、目的とする電気的信号に擾乱が加わり、電圧や電流などが不規則に変動する為に発生する。
この妨害となる電気的擾乱を雑音とよぶ。なお、他の放送・通信系の信号による妨害は混信または干渉interferenceといい、一般に雑音とは区別している。
発生原因による分類
雑音を発生原因から分類すると、受信機等の内部から発生する内部雑音と、外部から混入して妨害を生じる外来雑音とに大別される。
内部雑音
代表的なものは、抵抗体や半導体から発生する雑音である。
これらの雑音の発生機構は、真空管等からの雑音と共通しており、もっとも基本的なものである。
抵抗体に流れる電流は、内部の伝導電子の運動によっているが、外から電圧を加えなくても、電子は不規則な熱運動をしているため、抵抗体の両端には絶えず変動する微小な電圧が発生する。これは熱雑音(ジョンソン雑音、抵抗雑音)とよばれ、その電圧の平均二乗値は絶対温度に比例し、極めて高い周波数まで一定である。この雑音はいかなる抵抗体にも原理的に存在するが、低温にすると減らすことができる。
トランジスタや真空管に電圧を加えると、極めて多数のキャリア(電子や正孔)が移動し、電流が流れるが、個々のキャリアの移動は独立かつ不規則に発生する為、全体として電流に揺らぎが生じる。これを散弾雑音(ショット雑音、散射雑音)といい、その大きさは平均電流に依存し、キャリアの走行時間が無視できる程度の周波数領域まで一定である。又、数十キロヘルツ以下の低周波領域で問題となる真空管雑音にフリッカー雑音がある。
これは、陰極の表面状態がゆっくり変化し、電子放射能力が変動する為に生じる。その大きさは平均電流に依存し、ほぼ周波数に逆比例して低周波領域で著しい。
周波数が高くなって光の領域になると、光の粒子性に起因する雑音(量子雑音)が熱雑音よりも顕著になる。又、この雑音は極低温においても問題となる。
外来雑音
外来雑音を発生原因によって分類すると、自然現象に伴って生じる自然雑音と、さまざまな電気機器、送電線、自動車等から発生する人工雑音とに大別される。
自然雑音
自然雑音のなかの大気雑音には、大気中の雷放電から発生する雑音(空電)、水滴、砂粒、雪粒などの電荷が付着または蓄積して発生する雑音(沈積雑音)がある。なかでも空電がもっとも強く、長波標準電波、中波放送波、短波放送や短波通信波等の電離層伝搬波の受信に影響を与える。
空電の成分は、遠雷によるもの(熱帯地方で発生し電離層を介して到来する連続性の雑音)と、近雷によるもの(近くの雷による衝撃性成分を含んだ雑音)とで成り立っている。
太陽から放射される太陽雑音や、銀河系の天体から放射される銀河雑音は宇宙雑音と呼ばれているが、これらは宇宙通信や電波天文の観測に影響を及ぼしている。
又、大気や大地などによる熱雑音も、宇宙雑音が小さくなる数百メガヘルツ以上の周波数帯で問題になる。以下は自然雑音の種類をまとめたものである。
(1)大気雑音(空電雑音、大気熱雑音、火山の噴煙、沈積雑音)
(2)磁気圏雑音(ヒス・ドーンコーラス、ホイスラー空電。ヒスとドーンコーラスは磁気圏内の荷電粒子が磁力線と相互作用することにより発生する可聴周波の雑音電波。
ホイスラー空電は、雷放電の際発生し地球の磁力線に沿って反対半球まで伝搬する可聴周波の電波
(3)惑星雑音(惑星上の雷活動、木星電波)
(4)太陽雑音(太陽面全面及び特定の活動領域)
(5)宇宙雑音(銀河電波、電波星からの電波)
人工雑音
人工雑音は、家庭用電気機器、自動車、電車、送電線など、電気を利用するすべての機器、設備類から発生していると考えられる。数十メガヘルツ以下の周波数帯ではとくに送電線雑音が、またそれ以上の周波数帯では自動車雑音が主な雑音源である。しかし、雑音源の種類、大きさ、数、場所、時間などは極めて多様であり局地性があるため、人工雑音について一般的傾向を示すことは困難である。以下は人工雑音の種類をまとめたものである。
(1)火花放電雑音(自動車などの点火系、サーモスタット=熱電対型温度調節器、リレー=継電器)
(2)放電・摺動雑音(電車、モーター、電気ドリル)
(3)グロー放電(蛍光灯、ネオン広告、高圧水銀灯)
(4)コロナ放電(送電線、送電線用碍子)
(5)持続振動(電子レンジ、高周波加熱装置・医用設備、送受信機の不要放射)
(6)電子回路雑音(パソコン、インバーター、サイリスタ調光器)
[若井 登氏]
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