地震ニュ^ス(南海トラフ大地震)
日本地震前兆現象観測ネットワーク 5757 '22 12/7
①『本日の地震 5回』
7日 21時24分 橘湾 M2.9 震度2
7日 18時42分 熊本県 M3.1
7日 16時26分 奄美大島近海 M3.5
7日 13時06分 福島県沖 M4.2震度2(最大)
7日 05時40分 茨城県沖 M4.0震度2
7日の月齢は13.5。
②『本日のNictイオノ』
赤2(稚内0、国分寺0、山川0、沖縄2)
未精査。
③『連続、沖縄にN型電離層嵐警戒』
12/7 13:00 - 20:30 7時間半
最大15:15 -6.1MHz 7.8MHz
④『篠原情報(12/ 7 13:17)』
太陽風の速度は下がり、低速(318Km)になっています。太陽は穏やかです。
⑤『6日の活動度指数』
黒点数 121
黒点総面積 1060
F10.7 144.2
地磁気K指数合計は2、最大1
⑥『南海トラフ地震情報について -最近の南海トラフ周辺の地殻活動-』
気象庁では、南海トラフ周辺の地震活動や地殻変動等の状況を定期的に評価する為、 南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会、地震防災対策強化地域判定会を毎月開催しています。 本資料は本日開催した評価検討会、判定会で評価した調査結果を取りまとめたものです。
概要
現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
本文
最近の南海トラフ周辺の地殻活動
現在のところ、南海トラフ沿いの大規模地震の発生の可能性が平常時(注)と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていません。
(注)南海トラフ沿いの大規模地震(M8からM9クラス)は、「平常時」においても今後30年以内に発生する確率が70から80%であり、昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過していることから切迫性の高い状態です。
1.地震の観測状況
(顕著な地震活動に関係する現象)
南海トラフ周辺では、特に目立った地震活動はありませんでした。
(ゆっくり滑りに関係する現象)
プレート境界付近を震源とする深部低周波地震のうち、主なものは以下のとおりです。
(1)東海:11月1日から12日
(2)紀伊半島中部:11月8日から11日
(3)四国西部:11月16日から30日
2.地殻変動の観測状況
(ゆっくり滑りに関係する現象)
上記(1)から(3)の深部低周波地震とほぼ同期して、周辺に設置されている複数の歪計で地殻変動を観測しました。周辺の傾斜データ及びGNSS観測でも、僅かな変化が見られています。
GNSS観測によると、2,019年春頃から四国中部でそれまでの傾向とは異なる地殻変動が観測されています。
(長期的な地殻変動)
GNSS観測等によると、御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺では長期的な沈降傾向が継続しています。
3.地殻活動の評価
(ゆっくり滑りに関係する現象)
上記(1)から(3)の深部低周波地震と地殻変動は、想定震源域のプレート境界深部において発生した短期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。
2,019年春頃からの四国中部の地殻変動は、四国中部周辺のプレート境界深部における長期的ゆっくり滑りに起因するものと推定しています。
これらの深部低周波地震、短期的ゆっくり滑り、及び長期的ゆっくり滑りは、それぞれ、従来からも繰り返し観測されてきた現象です。
(長期的な地殻変動)
御前崎、潮岬及び室戸岬のそれぞれの周辺で見られる長期的な沈降傾向はフィリピン海プレートの沈み込みに伴うもので、その傾向に大きな変化はありません。
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